「故きを温ねて新しきを知る」
それは、私たちの酒造りの原点。
未来への姿勢です。
受け継がれてきた技と心を土台に、時代の味覚と食文化の変化に寄り添いながら、私たちは酒を醸し続けます。伝統に甘んじることなく、変化を恐れず、より良い一杯のために挑戦を続けています。
小屋酒造が目指すのは、「さらり」と飲めて、料理を引き立て、飽きのこない酒。食卓に寄り添い、猪口を重ねるたびに旨さが増す。そんな酒です。
酒造りは、米と水、そして麹菌と酵母菌という二つの微生物との対話から始まります。人の目には見えない生き物たちと向き合うこと。それは、感覚と経験、そして心を込めた手仕事でしかなしえません。
私たちは、効率だけを求めた機械化に頼ることはしません。蔵全体に人の目と手が行き届き、一つひとつの工程を確かめながら、丁寧に酒を醸します。小規模な蔵だからこそできる、緻密で誠実な酒造り。そこに、私たちの矜持があります。
「一杯、一杯、また一杯。」
その一杯が、今日の食卓を引き立て、誰かの時間を豊かにするように。
これからも私たちは、酒と真摯に向き合い続けます。
米
地元、最上地方の酒造好適米・出羽燦々や主食米・つや姫など、精白度を上げ白くなるまで磨き、各銘柄に合わせ厳選した米を使用しています。
水
冬季雪に覆われる大蔵村は、春の雪解けの水が木々豊かな山間を流れ、最上川へと流れてきます。
技
造る人全てが山形。吟醸王国山形の卓越した技術と小屋酒造伝統の手造りを継承しています。